FX業者がプロモーションのために提供するトルコ情報はあまり参考にならない

FX業者がプロモーションのために提供するトルコ情報は価値がない

店頭FX業者の場合、株や債券に比べれば特定通貨の取引のためのプロモーションというのはそれほど積極的に行っているわけではありませんが、昨年9月にM2Jがトルコリラ円の扱いをはじめたときにはサブ通貨ペアとしてとらりぴにもってこいであるということをかなりアピールしておりましたし、今年5月11日からのくりっく365の扱い開始時にも一部のFX業者でトルコリラの魅力を説明するサイトが登場したりしていますが、TOPの記事「トルコリラFXで高スワップ金利を稼ごう!」のトルコリラのご説明にも書きましたが、決して経済状態はよろしいといえる状況ではなく、直接投資が減少している中にあって、米国の利上げと向き合わなくてはならないため、この先金利の上昇も期待できるほど、経済という視点では成長が加速する状況にはないのが実需です。

 

ですからあまり有望な取引通貨という希望的観測で取引をはじめてしまいますと、結構大きな痛手を受けてしまう可能性があります。その点だけは誤解しないように取引したいものです。

 

毎月発表されるCPIに注目

トルコはほぼ月初の5日前後にCPIを発表しています。この数字の推移を追ってみると、上昇局面では利上げが近づく可能性もあり注目されるものとなります。ここのところ前年比で8%以上の上昇が続いていますので、本来は中央銀行としては利下げなどする状況ではないのですが、エリドアン現・大統領からかなりのプレッシャーをかけられて泣く泣く利下げを断行しているという事情が絡んでいます。これも6月の議会選挙が終わればまた元に戻ることが期待されており、選挙後の政権と中央銀行の動きが再度注目されることになりそうです。

 

最大の注目点は米国の利上げ時期

2013年のバーナンキ議長による米国の量的金融緩和終了の宣言時には新興国通貨が軒並み暴落することとなり、モルガンスタンレーがこうした暴落通貨であるブラジルレアル、インドルピー、インドネシアルピア、トルコリラ、南アランドの5通貨をフラジャイル・ファイブと名づけたことは記憶に新しいものですが、実は今年のどこかで実施が予想される米国の利上げタイミングにもその影響がでるのではないかと危惧されている状況にあるのです。

 

こうした通貨は高いインフレ率を抱え、経常収支が常に赤字で、国の成長資金を国外からの投資に依存するといった脆弱なマクロ経済構造になっている点がほぼ横並びで、政治的に不安定な部分もよく似たところとなっています。その上、トルコは資源輸入国なので、今のところの原油安はプラスに働いていますが、また上昇局面ではインフレのドライバーになりかねない状況であることも気にしておく必要がある状況なのです。

 

したがって、米国の利上げで通貨安が明確になったタイミング購入時期と考えたほうが、実はうまく機能するとも言えるのです。

 

金利が高くてスワップ狙いにはぴったりの通貨とはいえ、こうした状況は通貨を購入するタイミングに非常に大きな影響を与えますし、闇雲に大きなレバレッジをかけると損失が巨大化する可能性があることにも注意を払う必要があるのです。

 

金利と関係なく売りも買いもこなすのであれば話はまったく別になりますが、とにかくこれでスワップをとられてしまっては話にはなりませんので、常に相場を見続けてベストタイミングを計っていく努力をする必要がありそうです。このような気使いは通常の通貨ペアではほとんど必要なく、下げ局面は売りで、上げは買いで臨めばいいのですが、スワップ狙いというのはこのあたりに自由度がないので、十分に気をつける必要があるということです。

 

現状ではトルコリラは上昇局目ですが、できるだけ下落するタイミングを狙う必要があり、ドルコスト法のようにコストを下げるなどあらゆる方法を検討する必要がありそうです。

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